Web × 行政書士の宮下です、こんにちは。
今回は、小学校でプログラミング教育が必修化されてから2年ということで、子供たちや若い人たちが IT の世界で本当にプログラミングが必要なのか? 或いはその状況がどうなっているのか、ということについて私なりの考えをお話していきたいと思います。
学校で AI 時代にプログラミングくらいできないと、ということで必修化されたわけですけれども、時代を俯瞰するならば、プログラミング教育必修化は20年ほど遅いと思っていて、タイミングとしては IT 基本法成立と共に始めるべきでした。
いま「プログラミングの重要性」という時代背景が変わって、専門家になろうという方を省いて、同じ時間を使うならば、アプリケーションの使い方に習熟した方が有益だろうと考えています。
私が中学生だった40年ほど前ですけれども、街にはじめての小さなパソコンショップができました。学校帰りに展示品のコンピューターをいじって夢中になり、本屋さんで専門書を買っては、家でフローチャートやプログラムを書いて、翌日にお店で打ち込んで実行するという楽しい日々でした。
店員さんも朗らかに見守る、昭和の風景です。
でもいまや、ソフトウェア開発というのは巨大な公共事業のようなものになっていて、プログラマー個人は歯車となり、巨大な資本によってマンパワーで仕上げる力技の世界です。
ただその成果物であるアプリケーションは、直感的な使いやすさというユーザビリティを年々高めていく傾向にあるので、実際的な価値を、短時間で産むことができるのです。
しかしそれと矛盾するかのように、アプリケーションは多機能化による複雑性も増しています。これは開発企業が他社との差別化を図ろうとする努力であって、使いやすさの努力を惜しまないんですけども、多機能化への努力も怠りません。
これによって私たち利用者は、パッと見るととても複雑! この複雑性に怯んでしまうのです。
逆に考えればこの複雑性の障壁によって、全員が簡単に使えるものとならず、複雑性の障壁を打ち破った者だけが、価値ある制作物を生み出せるという優位性を保ってくれています。
アプリケーションの複雑性の障壁を打ち破って、アプリケーションの使い手になる、これに慣れるということが、価値ある作品を作り出せる、そういう時代だと思っています。
こちらは WordPress のプラグインのシェア率なんですけれども、 WordPress は日本で認知されているコムス、CMS ですが、そのプラグイン、人気の順位表になります。
2位のエレメンターから5位くらいまで、 Web ページを作る Web ページビルダーが、2位から5位まで並んでいます。
これは世界の Web ページ、Web サイト、ホームページを作る主流なんですけれども、この日本のランキングをみると、Web ページビルダーが一つも入っていません。
これは一体どういうことなのかなということで考えると、日本語によって、一種の鎖国というか、文化的な障壁がありますが、これはいい面もありますけれども、 Web の主流、世界が普通に使っているものが日本に入ってこない、日本人が知らないという状況が生まれることは負の面かなと思っています。
世界で主流のものが日本にはなぜ入らないのか、それは日本語によって説明される、例えばウェブページで解説されるプラグインの解説ページが、量産されたものが日本で認知されて広がっていく、英語圏で評価されている記事を知る機会がないまま、日本でのプラグインのシェア率というものが形成されていく、そのようになってると思います。
英語の記事について苦手意識を持たずに、とても有益な、世界で主流である、使いやすい、直感的で簡単に短時間でつくれる、本当に合理的なプラグインといったものが使えない、エレメンター、例えばこういったものは英語でしか説明されていなかったりということがあるのならば、英語の障壁に阻まれることなく、エレメンター、こういった Web ページビルダーを使いたい、そういった状況を作りたいなと思っています。
例えばあなたが仮想空間に興味があるのならば、無料のこちら Unreal Engine に習熟するのが良いでしょう。
Unreal Engine では、プログラミングの代わりにブループリントと呼ばれるビジュアル スクリプティング システムを使い、フローチャートの基本概念に沿って、ノードごとの分岐をラインでつなげてやることによって、複雑なプログラミングを、視覚的なマウス操作だけで作り上げてしまいます。
今、そういった状況にあるんですね。
そして今ご覧頂いてるのが、実際の Unreal Engine で作っている動画です。
この世界、このご覧頂いている世界というのが、Unreal Engine で無料で提供されている「レベル」と呼ばれる世界ですね。
これは実際のゲームで使われているままの素材になります。
これが無料で公開されています。
例えば、このすごいリアルなビルを変えてしまったり、それぞれの場所にキャラクターを置いて自分の動きをさせたり、そういったものをシネマティックな動画にして作ったり、ということが出来るんです。
この信じられないようなリアルさが、無料でいま使えてしまうんですね。
これを実際に使うのに、ほとんどのことはノーコードで、先ほど紹介したビジュアル スクリプティング システムを使って作り上げてしまいます。
詳細な細かいことをしなければ、全くのノーコードで、相当複雑なことや、相当高度なことまで出来てしまいます。
いま世界は、そういった状況なんですね。
なんか、ちょっと、すごい大きなものが見えてきたんですけれども、
これはよく見ると、今回発売しているエレメンターの解説本ですね。
これはせっかくなので、ちょっと紹介しますけれども、このエレメンター解説本は、先ほど紹介した、世界でのシェア率 WordPress のプラグイン第2位、 Web ページビルダーとしてはダントツ第1位の人気を誇っている「エレメンター」の解説本です。
これは日本で、まだ日本語で発売されていないので、是非これは興味を持って見ていただければと思いますけれども、例えばこのエレメンターというのも、ホームページ、Web ページを作るときにノーコードで、プログラミングなしで、とても直感的に、短時間で、簡単に Web ページが作れてしまいます。
ウェブサイトを作るときにスクリプト言語を使って、ゼロからフルスクラッチでつくる制作者はもうほとんどいないという状況が、時代の現在地を表していて、一見して複雑そうなアプリケーションを使いこなしてしまうスキルこそが、時間対効果の最適解となっているのです。
このエレメンターの「複雑性の障壁」を打ち破るのが、この本の役目です。
この本では「知識ゼロからの読者」を対象に詳細な解説をしていて、この本だけで Web サイト構築の道が開けるでしょう。
あなたの自由度を高めることに寄与できたなら、それは私の喜びです。
Web × 行政書士、「対立から調和へ」、宮下でした。
今回も、ありがとうございました。
ホームページを作るときに、日本では有料・無料のテーマを使ってプラグインでお問い合わせフォームを設置するという、旧世代的な作り方がいまだに主流となっています。
世界の Webページ制作の潮流は、Word Press のプラグインにある「Webページビルダー」を使って作ります。
このスマートで最新のやり方では、骨組みのあるテーマでは実現しえなかった、自由で、簡単で、カスタマイズ性の高い制作を可能にしてくれます。その Webページビルダーのなかでも世界で一番の人気ある「Elementor」の詳細な解説をしたのが本書です。
エレメンターのスキルを身につけることは、これから日本にやってくる Web制作の新しい潮流を、先取りすることになるでしょう。